ターゲットを考える

立地条件はいろいろありますが、なにを重視するかはターゲットによってちがいます。建設予定地がある程度絞れたら、立地条件を確認して、どんなターゲットに適しているか考えてみましょう。たとえば、公共交通機関が充実していて通学や通勤に便利な立地なら、学生や単身者をターゲットとするのが一般的です。企業が多く集合している都市部、学園都市周辺の場所なら、単身者向けのアパートが喜ばれるでしょう。

子どもがいないカップルは、毎日の通勤や買い物での便利さを重要視する傾向にあります。共働きをしているカップルや夫婦の場合、仕事などの関係で帰りが遅くなることもあるかもしれません。そのため、遅くまで営業しているスーパーマーケットやレストランが近所にあることが大切な条件となるでしょう。

子どもがいるファミリー層の場合は、当然ながら近所に学校があることが必須条件となります。子どもが病気になる可能性を考えて、小児科などの医療機関も近くにある立地を希望する家族も少なくありません。そして買い物ができる商業施設が近くにあることも大切な条件となります。こういった条件をクリアした土地にアパートを建設する場合は、ファミリー向けのアパートが最適です。

人気の立地条件

アパート建築を検討しているのなら、まずは人気の立地について知識を深めておくといいでしょう。人気の要素はいろいろありますが、そのひとつが公共交通機関の利便性の高さです。これを第一条件に住まいを探すという人も多く、アパート建築をするうえで避けては通れない要素と言えます。特に都市部にまで30分ほどで移動可能な距離で、さらに最寄り駅から徒歩で5~10分ほどの立地は特に人気があります。

飲食店やスーパーマーケットなどの商業施設、医療機関が近所にあるということも大切な立地条件です。生活に便利な施設や普段の買い物がしやすい場所はシニア世代やファミリー層にとって必須条件であることも珍しくありません。最近は都心部は避け郊外の大型商店が近い場所に住みたいといった要望もよく聞かれます。

住環境のよさも、大切な条件となります。どういった環境をいいと思うかは人によりますが、周囲の人たちやコミュニティとの関係性が深い、公園など子どもが遊べる場所がある、景観が美しい、交通アクセスがいいといったことが一般的に挙げられる条件です。生活がしやすく快適に過ごせる土地は、世代や性別を問わず人気があるので、アパート建築の際には重視してみるといいでしょう。

アパート建築と立地

アパート建築やその後の経営で大切なことはいろいろありますが、そのひとつが立地条件です。貸事務所やテナントなどと比べて、アパートは立地があまり関係ない土地活用だという説があります。しかし、入居希望者の側から考えると、それぞれの人がどういった場所に住みたいかという希望をもっています。そのため、どういった土地にアパート建築をしても、入居者は集まるということはないのです。

いざアパート建築を終えて経営をはじめても、入居者が集まらなければ立ちゆかなくなってしまいます。どんな土地がアパート建築に適しているかはいろいろな考え方がありますが、思わぬ落とし穴もあるので注意が必要です。たとえば土地条件はよかったものの、近くに牛舎があって臭いがきつくて入居者が集まらなかったということもあります。ほかにも、車の往来が多い大きな道の近くにファミリー向けのアパートを建てて、失敗したという例もあります。

一般的に、近所にあると嫌がられる施設などもあります。駅が近い、スーパーなどが近所にあるといった利便性に目が行きがちですが、そういったことも十分に考慮することが大切です。もちろん、近所にあると生活の質が上がるような便利な施設があることも大切な要素となるでしょう。土地を選ぶ際には、さまざまなことを考慮する必要があります。つづいては、土地の選び方について具体的に考えていきます。これからアパートの建築や経営をしたいと考えている人はチェックしてみてください。